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無線LANネットワーク構築

企業、学校、医療施設など無線LANを利用するには、その用途に応じて求められる機能を正しく把握しその要件を満たす機器の選定を行う事が重要です。

無線LANを構築する上で欠かせないのがアクセスポイント!

そのアクセスポイントも「法人用」「家庭用」があり、機能やセキュリティなどのレベルもそれぞれ違います。
特に法人で利用する場合は、導入前からしっかりした現地事前調査と、その用途、調査結果を考慮した設計が重要です。

「ホームユース」と「ビジネスユース」アクセスポイントの違い

  ホームユース ビジネスユース
アクセスポイント 基本1台 基本1台~複数台
クライアント端末 1~3台くらい 複数台
拠点数 1拠点 1拠点~複数拠点
基本的な違い

クライアントは「パソコン」「ゲーム機」と比較的少ない。

家の中を気軽に無線化でき、通信が止まる事へのリスクやセキュリティへのリスクに対する意識は低く、廉価な製品も多く流通されている。

クライアントは「パソコン」「コードレスビジネス電話」「ハンディスキャナ」「プリンタ」等。
複数台のアクセスポイントとクライアント側端末が存在する。

重要情報を扱いもあり「漏洩対策」等のセキュリティ、「止まらない」等、ホームユースとは求められる品質が異なる。

価格の違い

低価格な製品が電気量販店、インターネット等で入手可能です。

手頃な価格で無線LANを導入する事ができ、設定が簡単なツールが付属している製品もあり、専門知識が無くても簡単に導入する事ができます。

家庭用のものに比べると一般的に高価な製品が多いようです。

価格が高い理由は一般的に「耐久性」「安定性」に関する高い信頼性を求められる為、信頼度の高い部品が使われ、業務で求められる要求を満たす為、必要な様々な機能を盛り込んでいます。

セキュリティの違い

「暗号化」機能が搭載されている製品が一般的です。
製品によってはボタンひとつで自動的にセキュリティ設定を行う事ができるものもあります。

業務用途に使用する場合、通信の「盗聴」「漏洩」「改竄」等へのリスク対策が求められます。
こういったリスクへの対策は「暗号化」だけでは十分ではありません。

「認証機能」が必要です。

認証を実現する為にアクセスポイントと「認証サーバ」を組合せたり、最近では「認証サーバ機能」を搭載したアクセスポイント製品もあります。

品質の違い

家庭や小規模ネットワークでクライアント数1~2、3台で使用する事を想定して設計されています。

長い年月使用していると故障率が上がったり、頻繁に再起動を行う可能性が高くなります。

製品によって数十台のクライアント接続を想定して設計されています。
多くのクライアントが接続できるような様々な工夫がされていたり、同ネットワーク内のアクセスポイントが干渉しあわないように自動で出力やチャンネルを切り替える製品もあります。

機器自体の性能や耐環境性能や信頼性が高い事が業務用製品の特徴です。

運用管理の違い

複数台のアクセスポイントを導入する際、台数分の設定作業が必要で、設定変更の必要がある場合、同様に台数分の作業が必要です。

障害が発生した場合、障害の原因を探る為の作業に時間が掛かりがちです。

管理ツールを使用して複数台のアクセスポイントをまとめて一気に設定する事が可能です。

設定変更時も同様にまとめて作業できる為、管理者の作業工数が大きく削減されます。

障害が発生した場合、ログ等を一元管理していれば、障害発生の原因を比較的短時間で対応が可能です。

製品によっては異常を自動感知し管理者にメール等で「ALERT」通知するものもあります。

オフィス、学校や一般開放型の貸会議室などでは
「ビジネスユース」の製品を選択することをオススメします

同じ無線LANでも「ホームユース」と「ビジネスユース」では、求められる条件が根本的に違います。
「ビジネスユース」の製品の価格が高い理由はこれらの機器特性等によるものです。

小規模ネットワークであれば「ホームユース」の製品でビジネス用無線環境を構築する事も可能ですが、一度ネットワークインフラを整備すると、その後は長期的な運用が見込まれます。
運用開始後に発生する管理者の負担や作業工数に掛かる費用も十分考慮しておかなくてはなりません。
長期的運用の観点からみた場合、「信頼性」と「運用コスト」は実は重要なポイントと言えます。

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